福岡の探偵・興信所　　　　　　記事・コラム「ストーカーの見極めは慎重に」

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今回のテーマ　「ストーカーの見極めは慎重に」

2015-10-20

探偵業の内容は、探偵題材のテレビドラマのよう派手なことはほとんど皆無で、そちらかと言うと地味なものですが、地味な割には危険が一杯と所でしょうか。
たとえば夫婦間の浮気調査ではガンガン証拠集めに動いて、達成感やら正義感を味わうのですが、恋愛中の浮気調査となりますと、一歩間違えばストーカー行為の手助けをしてまうことにもなりかねません。
以前、こんなこともありました。ある女性からの依頼で婚約者の彼がどうも浮気しているような気がするので、彼の交友関係を徹底的に調べてくださいというもの。
約1週間の間、調査対象者の男性の尾行調査した結果、一人の女性が浮かび上がり、証拠写真や女性の住所なども明らかになったため「報告書」を提出した。こちらの探偵としての責務は終了したと思っていたが、所轄警察から電話があり事情を聴きたいとのことであった。胸騒ぎと言うか、嫌な予感が的中した。
警察の説明によると、依頼者が彼のストーカだったということのようです。つまり、彼とは恋愛関係ではなく同じ英会話スクールの受講生同士、彼に言わせれば英会話の教室であいさつする程度の関係で、依頼者が一方的に彼に好意を持ったのが発端となった。彼に恋人への嫌がらせは、彼女の部屋の郵便受けにゴミを入れたり、ドアに張り紙をしたりから始まりましたが、ある日彼が彼女の部屋を遠目に張り込み、現行犯で取り押さえた。早めに解決した例です。